●英名:Saffron
●和漢名:番紅花、さふらん
●学名:Crocus sativus L.
●科名:アヤメ科の多年生草本
●原産地:南ヨーロッパ、アナトリア半島
●主産地:スペイン、オーストリア、フランス、イタリア、ギリシア、イギリス、トルコ、メキシコ、インド、スイスなど
サフランの原産は南ヨーロッパ、アナトリア半島で、アヤメ科の多年草である。サフランはクロッカスの仲間で、ユニークな花の姿がよく似ている。
スパイスとして利用するのは、サフランのめしべである。めしべのみの利用のため、相当数の花が必要となる。なんと、1kgのめしべを得るのに、16万個もの花が必要となる。そのため、サフランはスパイスの中で最も高価なことで知られる。
サフランには独特の芳香があるが、主には料理の着色に利用する。南欧料理のパエリアやブイヤベースなどには欠かせないスパイスである。
独特の芳香とほのかな苦味をもつ。この芳香は料理に特有の風味を与えるが、サフランの一番の特徴は、強力な着色性にある。ほんの少量でも、見事な黄色になる。
■サフランの芳香は、魚介料理によく合う。黄色の着色も相まって、より美味しくできあがる。
■サフランの色素成分は水溶性である。水または湯につけて抽出し、その液を料理に利用する。ほんの少量でも十分に効果を発揮する。
健胃、鎮痛・鎮痙、発汗、通経、風邪などに効果がある。婦人病によいとされるが、通経作用があるため、妊娠中は避けること。
■良質のサフランを生産するためには、球根は若い2〜3年目のものを使う。やや温暖な気候が適するが、耐寒性はある。
■サフランは意外とたくましい性質なため、日当たりがよければ室内でも育つ。2ヵ月後くらいには開花する。
■露地栽培の場合は、収穫のタイミングに注意する。雨や霜にあたってしまうと、壊滅的な被害を受けることがある。
サフランは、カレー料理においては主に色づけとして利用されている。日本においては、黄色く色づいたサフランライス※が有名である。
サフランは婦人病の妙薬として知られているが、その他にも新たに判明したことがある。それは「記憶力のアップ」「酒酔いしにくくなる」「入眠効果」である。サフランは大変高価ではあるが、ライスに入れるにしてもティーとして飲む場合でも、一回の使用量は少量であるため、さほど無理しなくても続けることができる。
カレーのルーに使われているスパイス効果で身も心も爽やかに満たし、サフランライスに含まれるサフラン効果で脳内バランスを整える。カレーとは、まさに全身に効果を与える料理である。こんなにも素晴らしいカレー料理。早速今夜にでもどうだろうか。
注※店によってはターメリックで色づけしているところもある。